When it rains it pours.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#277

スポンサーリンク
このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「When it rains, it pours」です。

「When it rains, it pours」は、直訳すると「雨が降るときはどしゃ降り」となりますが、実際には「悪いことは重なる」という意味になります。

このフレーズは、困難や問題が一つだけでなく、続けて起こる状況を表現しています。日本語の「二度あることは三度ある」や「泣きっ面に蜂」に当たる表現です。

例えば、不運なことが続いたときに、「When it rains, it pours, and today I lost my wallet and missed my bus.(雨が降ると土砂降りになる。今日は財布をなくしてバスにも乗り遅れた)」と言うことができます。また、仕事でトラブルが続いたときに「We lost an important client, and now our project has been delayed. When it rains, it pours.(重要な顧客を失い、さらにプロジェクトが遅れてしまった。悪いことは重なるものだ)」と言うこともできます。

「When it rains, it pours」という表現は、1900年代にアメリカのモートン・ソルト社の広告スローガンとして生まれました。モートン・ソルト社は、湿気の多い日でも塩が固まらずにサラサラと出てくることを宣伝するために「When it rains, it pours(雨の日でもどしゃ降り)」というユニークなキャッチフレーズを使用しました。この斬新な広告キャンペーンは大きな成功を収め、この表現が広く知られるようになったというわけです。このフレーズの元となったのは、18世紀イギリスのことわざ「It never rains but it pours」です。この表現は「雨が降れば必ずどしゃ降りになる」という意味で、不幸が次々と訪れる様子を比喩的に表しています。

まとめると、「When it rains, it pours」は、文字通り「雨が降るときはどしゃ降り」という意味ではなく、悪いことが重なることを指します。このフレーズを使うことで、トラブルが続く状況を表現することができます。

この「When it rains, it pours」を使って、災難が続く場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

When it rains it pours.
雨が降るときはどしゃ降り。悪いことは重なる。
スポンサーリンク

このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。

スポンサーリンク
英語学習におすすめの本

英語学習におすすめの本を紹介します!

「金フレ」として知られる『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』は、最も定番のTOEIC対策書です。シンプルで効率的に単語を学ぶことができ、日常的な英語力の向上にも役立ちます。初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しており、何度も繰り返し使えるので復習にも最適です。➡詳しく見る

一億人の英文法』(一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法)は、英文法を「感覚」や「イメージ」で学べる本。理論的な説明ではなく、ネイティブスピーカーの直感的な感覚に基づいた解説が特徴です。実際の会話で役立つ文法を学べるため、英語を「話すため」の文法を重視している方に最適です。学習者に親しみやすい口語体で、堅苦しくなく、楽しく進められます。➡詳しく見る

英語耳』(英語耳 発音ができるとリスニングができる)は、英語のリスニング力を向上させたい方向けの本です。英語の音の変化や発音のポイントを理解することで、リスニングスキルを高めることができます。ネイティブが実際に使う音の連結や省略、イントネーションを学べるため、リスニングだけでなくスピーキングにも役立ちます。英語の「音」に慣れたい方向けの一冊です。➡詳しく見る

「英語 参考書」をAmazonで検索する

ことわざ・格言
\ シェアする /
タイトルとURLをコピーしました