今回のフレーズは「Let the punishment fit the crime」です。
「Let the punishment fit the crime」は、直訳すると「罰を犯罪に見合ったものにする」となりますが、実際には「罪に応じた罰を与える」という意味になります。
このフレーズは、犯した罪に対して適切な罰を与えるべきだという考え方を表現する際に使われます。
例えば、小さな過ちに対して過剰な罰を与えるのは不公平だと感じたときに「We should let the punishment fit the crime.(罰は罪に応じたものであるべきだ)」と言うことができます。また、重大な犯罪に対して厳しい罰を求める場合にも「In cases of serious crime, it’s important to let the punishment fit the crime.(重大な犯罪の場合、罰は罪にふさわしいものでなければならない)」と言うことができます。
「Let the punishment fit the crime」は、古代の法的な原則である比例的正義(proportional justice)に基づいています。これは、罰の重さは犯した罪の重さに比例するべきだという考えです。この考え方は『ハンムラビ法典』の「目には目を」で初めて表現され、ローマ法では「culpae poena par esto(罪に応じた罰を与えよ)」という原則が示されました。この考え方は現代の刑法にも影響を与えています。
まとめると、「Let the punishment fit the crime」は、文字通り「罰を犯罪に見合ったものにする」という意味ですが、罪に応じた適切な罰を与えることを指します。このフレーズを使うことで、処罰が適切であるかどうか疑問を呈することができます。
この「Let the punishment fit the crime」を使って、罪に応じた適切な罰を求める場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
罰を犯罪に見合ったものにする。罪に応じた罰を与える。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。