今回のフレーズは「Like father, like son」です。
「Like father, like son」は、直訳すると「父のように、息子のように」となりますが、実際には「この親にしてこの子あり」「親子は似るものだ」という意味になります。
このフレーズは、親と子が性格や行動、特性などで似ていることを表現しています。
例えば、父親がスポーツ好きで、その息子もスポーツに熱中しているときに「John loves football just like his dad. Like father, like son.(ジョンはお父さんと同じくサッカーが大好きだ。親子は似るものだ)」と言うことができます。また、父親が音楽に才能があり、その才能を息子も受け継いでいる場合に「He plays the guitar just like his dad. Like father, like son.(彼は父親と同じようにギターを弾く。この親にしてこの子あり)」と言うこともできます。
「like father, like son」は、英語で古くから使われていることわざで、イギリスの神学者であるトーマス・ドラックス(Thomas Draxe)のことわざ集『Bibliotheca Scholastica Instructissima』(1616年)が最古の文献とされています。同様の概念は古くからあり、「like mother like daughter(母と娘は似たもの)」という表現もあります。
まとめると、「Like father, like son」は、文字通り「父のように、息子のように」という意味ではなく、親と子が似ていることを指します。このフレーズを使うことで、親子の関係や共通点を表現することができます。
この「Like father, like son」を使って、親子の関係や類似性を話題にする際に活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
この親にしてこの子あり。親子は似るもの。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。