今回のフレーズは「Many a true word is spoken in jest」です。
「Many a true word is spoken in jest」は、直訳すると「冗談の中に多くの真実が語られる」となりますが、実際には「冗談にはよく真実が含まれる」「冗談は本音であることが多い」などの意味になります。
このフレーズは、冗談や軽口の中に意外と本当のことが含まれていることを指摘する際に使われます。日本語では「嘘から出た誠」とも訳されています。
例えば、冗談が本当だったときに、「You know, many a true word is spoken in jest.(冗談の中に真実が含まれていることが多いよね)」と言うことができます。また、冗談の中に真実があった場合に、She laughed at his comment, not realizing that many a true word is spoken in jest.(彼女は彼のコメントに笑ったが、その冗談の中に真実があることに気付かずにいた)」と言うこともできます。
「Many a true word is spoken in jest」の由来は、14世紀のイギリスにまでさかのぼり、ジェフリー・チョーサーの『カンタベリー物語』で初めて使用されました。この表現は、人々が日常の会話の中で、冗談を通じて真実を伝えることが多いという認識に基づいています。
まとめると、「Many a true word is spoken in jest」は、文字通り「冗談の中に多くの真実が語られる」という意味ですが、冗談が本音や真実を含んでいることを示すイディオムです。このフレーズを使うことで、軽い言葉や冗談の中にも重要な真実が含まれている状況を表現することができます。
この「Many a true word is spoken in jest」を使って、冗談やふざけた言葉の中に真実が含まれている場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
冗談の中に多くの真実が語られる。嘘から出た誠。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。