今回のフレーズは「Jumping through hoops」です。
「Jumping through hoops」は、直訳すると「輪を飛び越える」となりますが、実際には「困難を乗り越える」「厳しい命令に従う」という意味になります。
このフレーズは、複雑で面倒な手順を経て、何かを達成することを表現する際に使われます。
例えば、新しい仕事を見つけるためにたくさんの履歴書を書いたり、面接を受けたりする過程で「I’ve been jumping through hoops trying to land a job in this tough economy.(この厳しい経済状況下で仕事を見つけようとして、色々と苦労している)」と言うことができます。また、大学に入学するために必要な手続きや試験をクリアする過程で「Students have to jump through hoops to get into top universities.(学生は一流大学に入るために多くの試練を乗り越えなければならない)」と言うこともできます。
「Jumping through hoops」というフレーズは、サーカスのパフォーマンスにおいて、動物が輪を飛び越える曲芸のイメージに由来しています。この表現は、18世紀末にはサーカスの演目そのものを指して使われていましたが、20世紀初頭には不必要な障害を乗り越えたり、恣意的な要求を満たしたりする意味にも広まりました。
まとめると、「Jumping through hoops」は、文字通り「輪を飛び越える」という意味ではなく、困難な試練や厳しい条件を乗り越えることを指します。このフレーズを使うことで、何かを達成するために必要な努力や忍耐を表現することができます。
この「Jumping through hoops」を使って、困難な試練や厳しい条件を乗り越える場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
輪を飛び越える。困難を乗り越える。厳しい命令に従う。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。