A bird in the hand is worth two in the bush.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#32

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「A bird in the hand is worth two in the bush」です。

「A bird in the hand is worth two in the bush」は、直訳すると「手の中の1羽の鳥は茂みの中にいる2羽の鳥の価値がある」という意味になります。実際には、手に入れた小さな成果は、まだ手にしていない大きな目標よりも価値がある、という教訓を伝えていて、「確実なものを大切にすべきである」という意味で使われています。

このフレーズは、リスクを取るよりも、確実な成果を重視することを勧める際に使われます。

例えば、現在の安定した仕事を辞めて新しい、しかし不確実なビジネスに挑戦しようとしている友人に対して、「I know you’re considering a new job, but remember, a bird in the hand is worth two in the bush.(新しい仕事を考えているのはわかるけど、確実なものを大切にしよう)」と言うことができます。また、ギャンブルや投資で大きなリターンを期待するよりも、確実な貯蓄を優先する際にも使えます。

このフレーズの起源は古く、14世紀から15世紀にかけてヨーロッパで使われ始めたと考えられています。もともとは狩猟に関連する慣用句で、手に持っている一羽の鳥の確実さが、茂みにいる捕まえられるかどうかわからない二羽の鳥よりも価値があるという意味からきています。現代では、確実な利益を不確実な利益よりも優先すべきであるという意味で使われるようになりました。英語以外にも、多くの言語で類似した表現が見られます。例えば、スペイン語では 「Más vale pájaro en mano que cien volando.(手にしている一羽の鳥は、空を飛ぶ100羽よりも価値がある」といった表現があります。

まとめると、「A bird in the hand is worth two in the bush」は、文字通り「手の中の鳥一羽は、茂みの中の鳥二羽の価値がある」という意味です。これは、確実な利益や成果を重視し、リスクを避けて安全な選択をすることの重要性を説くイディオムとして使われます。このフレーズを使うことで、目先の利益に惑わされず、着実に目標を達成していくことの大切さを伝えることができます。

この「A bird in the hand is worth two in the bush」を使って、確実なものを優先する場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

A bird in the hand is worth two in the bush.
手の中の1羽の鳥は茂みの中にいる2羽の鳥の価値がある。確実なものを大切にすべきである。
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