今回のフレーズは「If wishes were horses, beggars would ride」です。
「If wishes were horses, beggars would ride」は、直訳すると「もし願いが馬であったなら、乞食は馬に乗るだろう」となりますが、実際には「願いが叶うなら、誰もが望み通りになるだろう」という意味になります。
このフレーズは、ただ願うだけでは物事はうまくいかないことを強調する際に使われます。つまり、現実は甘くないことを伝えています。
例えば、友達が「宝くじが当たったらいいのに」と言ったときに、「If wishes were horses, beggars would ride.(願うだけでは何も変わらないよ/現実はそんなに甘くないよ)」と返すことができます。また、誰かが夢ばかり語って具体的な行動を起こさない場合にも、「You need to take action. If wishes were horses, beggars would ride.(行動を起こさなきゃ。願うだけじゃ何も変わらないよ)」と言うことができます。
「If wishes were horses, beggars would ride」というフレーズは、17世紀のスコットランドのことわざに由来しています。かつて馬は貴重な財産であり、誰でも簡単に乗ることができるわけではありませんでした。つまり、ただ願うだけでは夢はかなわず、実際の努力や行動が必要であるという教訓が込められています。
まとめると、「If wishes were horses, beggars would ride」は、文字通り「もし願いが馬だったら、乞食は馬に乗るだろう」という意味ではなく、願望だけでは物事はうまくいかないという現実を表現するイディオムです。このフレーズを使うことで、現実的な行動の重要性を伝えることができます。
この「If wishes were horses, beggars would ride」を使って、夢や願望を語るだけでなく、具体的な行動を促す場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
もし願いが馬であったなら、乞食は馬に乗るだろう。願いが叶うなら、誰もが望み通りになるだろう。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。