See no evil, hear no evil, speak no evil.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#327

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「See no evil, hear no evil, speak no evil」です。

「See no evil, hear no evil, speak no evil」は、直訳すると「悪を見ず、悪を聞かず、悪を言わず」となりますが、実際には「悪事に関与しない」という意味で使われます。日本語の「見ざる、言わざる、聞かざる」の英訳です。

このフレーズは、問題やトラブルを避けるために、自ら悪事に触れないようにする態度や姿勢を表しています。

例えば、職場の噂話に巻き込まれたくないときに「I prefer to stay out of office politics. See no evil, hear no evil, speak no evil.(私はオフィス政治には関わりたくない。見ざる、言わざる、聞かざるだ)」と言うことができます。また、友人同士の争いに巻き込まれたくないときに「When it comes to their arguments, I see no evil, hear no evil, speak no evil.(彼らの口論については、私は関与しない)」と言うこともできます。

「See no evil, hear no evil, speak no evil」というフレーズは、三猿(見ざる、言わざる、聞かざる)に由来しています。英語では「Three wise monkeys」と言います。日本には、8世紀ごろにインドから中国を経由して伝わりました。日本では日光東照宮の彫刻で有名ですね。古くから道徳的な教訓として知られ、悪事に触れないことで、自らの心を清く保つという考え方が込められています。

まとめると、「See no evil, hear no evil, speak no evil」は、文字通り「悪を見ず、悪を聞かず、悪を言わず」という意味ではなく、悪事やトラブルに関与しないことを表現するイディオムです。このフレーズを使うことで、問題やトラブルを避けるための態度や姿勢を示すことができます。

この「See no evil, hear no evil, speak no evil」を使って、悪事に関与したくない場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

See no evil, hear no evil, speak no evil.
悪を見ず、悪を聞かず、悪を言わず。見ざる、言わざる、聞かざる。
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