今回のフレーズは「The proof is in the pudding」です。
「The proof is in the pudding」は、直訳すると「証拠はプリンの中にある」となりますが、実際には「実際に試せばわかる」「論より証拠」という意味になります。
このフレーズは、何かの本当の価値は試してみないと分からず、その結果からのみ明らかになることを表しています。
例えば、新しいプロジェクトの成功を期待する場面で、「We’ll see if this new strategy works. The proof is in the pudding.(この新しい戦略がうまくいくかどうか見てみよう。実際に試せばわかる)」と言うことができます。また、何かの効果を確認するために、「You say this method is better, but the proof is in the pudding.(この方法が良いと言うけど、論より証拠だ)」と言うこともできます。
「The proof is in the pudding」は、古いイギリスのことわざ「The proof of the pudding is in the eating.(プリンの品定めは食べてみればわかる)」の短縮版です。ここでの「pudding」は、肉などを腸に詰めたソーセージの一種を指しています。つまり、中の肉の安全性を確かめるためには、実際に味見をする必要があった、というわけです。そこから転じて、何かの真の価値は実際に試してみなければ分からない、という意味を持つようになりました。
まとめると、「The proof is in the pudding」は、文字通り「(味の)証明はプリンの中にある」という意味ではなく、物事の真価は結果を見て判断すべきだということを指します。このフレーズを使うことで、結果が全てを物語るという状況を表現することができます。
この「The proof is in the pudding」を使って、物事の真価を結果で判断する場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
証拠はプリンの中にある。実際に試せばわかる。論より証拠。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。