The shoemaker’s children go barefoot.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#339

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「The shoemaker’s children go barefoot」です。

「The shoemaker’s children go barefoot」は、直訳すると「靴屋の子供は裸足で歩く」となりますが、実際には「専門家が自分や家族に自分のスキルや知識を応用しない」という意味になります。

このフレーズは、専門家が自分自身や家族に対して、自分の専門知識を活用することをしばしば怠る傾向を示しています。

例えば、配管工なのに家に水漏れがある場合に、「Tom is a plumber, but his own bathroom has leaks everywhere—typical case of the shoemaker’s children going barefoot.(トムは配管工だが、彼のバスルームにはあちこち水漏れがある。靴屋の子供が裸足でいる典型的な例だ)」と言うことができます。

また、料理人なのに家ではあまり料理をしない場合に、「Despite being a chef, Sarah rarely cooks at home. It’s like the shoemaker’s children go barefoot.(サラはシェフにもかかわらず家で料理をすることはめったにない。まるで靴屋の子供が裸足でいるようなものだ)」と言うこともできます。

このフレーズの由来は、靴屋が他人のために靴を作ることに忙しく、自分の子供たちの靴を作る時間がなかったという昔の状況からきています。現在でも、多くの人が自分の仕事に忙殺されて、家族や自分自身のことを後回しにしてしまうことがあるため、このフレーズは皮肉や批判を込めて使われ続けています。

このことわざには類義表現が多くあります。例えば、「The cobbler always wears the worst shoes.(靴職人はいつも最悪の靴を履いている)」や「Physician, heal thyself.(医者よ、自らを治せ)」など。日本語では「紺屋の白袴(こうやのしろばかま)」という表現もあります。

まとめると、「The shoemaker’s children go barefoot」は、文字通り「靴屋の子供は裸足で歩く」という意味ではなく、専門家の家族がその恩恵を受けられないことを指します。このフレーズを使うことで、専門家でも自分のことには手が回らないという現実をユーモラスに伝えることができます。

この「The shoemaker’s children go barefoot」を使って、専門家が自分や家族に対してはその技術を十分に活用していない場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

The shoemaker’s children go barefoot.
靴屋の子供は裸足で過ごす。
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