今回のフレーズは「Facts are facts」です。
直訳すると「事実は事実だ」となりますが、実際には「事実は変えられない」「現実を受け入れるしかない」という意味になります。
このフレーズは、事実が明白であり、それに対して反論や否定ができない状況で使われます。
例えば、誰かが現実を否定しようとしているときに、「Facts are facts.(事実は事実だ)」と言うことができます。また、厳しい現実を受け入れなければならない場合に、「We may not like it, but facts are facts.(私たちはそれを好まないかもしれないが、事実は事実だ)」と言うこともできます。
「Facts are facts」の由来は、事実は主観や意見に左右されない絶対的な存在である、という考え方からきています。この考え方は、議論や意思決定において、感情や偏見に惑わされず、真実を追求することの重要性を強調しています。そのため、日常会話やビジネスシーンなど、冷静に現実を受け入れる必要がある場面でよく使われます。また、科学的な研究においても「Facts are facts」という考えは不可欠で、個人的な思い込みや偏見を排除し、客観的なデータに基づいて結論を導き出す必要があります。
「Facts are facts」は、言語学的には「tautophrase(トートフレーズ)」と呼ばれる表現技法で、同じ単語を繰り返すことで、意味を強調しています。例えば、「You do you(自分らしくあればいい)」や「Enough is enough(もうたくさんだ)」などもトートフレーズで、同義反復によって意味に重みを持たせています。
まとめると、「Facts are facts」は、文字通り「事実は事実だ」という意味であり、事実を受け入れなければならない状況を指します。このフレーズを使うことで、特定の事実が揺るぎないものであることを強調することができます。
この「Facts are facts」を使って、現実を受け入れる必要がある場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
事実は事実だ。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。