今回のフレーズは「Back to the drawing board」です。
「Back to the drawing board」は、直訳すると「製図板に戻る」となりますが、実際には「最初からやり直す」という意味になります。
このフレーズは、計画やアイデアがうまくいかなかったときに、最初からやり直すことを表現する際に使われます。
例えば、プロジェクトが失敗したときに、「Our marketing campaign didn’t work out, so it’s back to the drawing board.(マーケティングキャンペーンがうまくいかなかったので、最初からやり直さなければならない)」と言うことができます。また、新製品が予想通りに売れなかったときに、「The product launch failed, so we’re back to the drawing board.(製品の発売が失敗したので、再考しなければならない)」と言うこともできます。
「Back to the drawing board」という慣用句の由来は、1940年頃の雑誌に掲載された漫画が由来とされます。 漫画では飛行機事故のシーンで設計者が設計図を持って現場を立ち去り「Well, back to the old drawing board.(また製図板に戻るしかないな)」と言っています。これは失敗した計画を練り直すため最初からやり直すことを意味していました。その後、最初からやり直すことを表す言葉として広く使われるようになりました。
まとめると、「Back to the drawing board」は、文字通り「製図板に戻る」という意味ではなく、計画やアイデアがうまくいかなかったときに「最初からやり直す」ことを指します。このフレーズを使うことで、失敗を受け入れ、新しいアプローチを考えることを表現することができます。
この「Back to the drawing board」を使って、計画を再考する場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
製図板に戻る。最初からやり直す。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。