今回のフレーズは「Woe to the vanquished」です。
直訳すると「敗者に災いあれ」となりますが、実際には「敗者には悲惨な運命が待っている」という意味になります。
このフレーズは、戦争や競争で敗れた者が厳しい運命に直面する状況を表現しています。
例えば、戦争で負けた国が厳しい賠償を求められるときに「After the war, the defeated nation faced severe reparations, truly ‘woe to the vanquished.’(戦争の後、敗北した国は厳しい賠償に直面し、まさに『敗者に災いあれ』の状況だった)」と言うことができます。また、スポーツの試合で負けたチームが厳しい批判にさらされるときに「The losing team faced harsh criticism from fans and media, a clear case of ‘woe to the vanquished.’(敗北したチームはファンやメディアから厳しい批判を受け、『敗者に災いあれ』の明白な例だった)」と言うこともできます。
「Woe to the vanquished」の由来は、古代ローマの歴史に遡ります。紀元前390年にガリア人の首領ブレンヌスがローマを占領した際に、ラテン語で「Vae victis!(ヴァエ・ヴィクティス、敗者に災いあれ)」と言ったと伝えられています。これは賠償の重さに不満を言ったローマ人に言ったもので、敗者が勝者に逆らうことができない厳しい現実を表しています。
まとめると、「Woe to the vanquished」は、文字通り「敗者には災いあれ」という意味ですが、戦いや競争で負けた者が厳しい運命に直面することを指します。このフレーズを使うことで、敗北の厳しい現実を表現することができます。
この「Woe to the vanquished」を使って、敗者が悲惨な運命に直面する場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
敗者に災いあれ。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。