今回のフレーズは「Still waters run deep」です。
直訳すると「静かな水は深く流れる」となりますが、実際には「静かで穏やかな人ほど、知識や感情が奥深い」という意味になります。
このフレーズは、外見や言動が穏やかで控えめな人が、実は非常に深い洞察力や知識、感情を持っていることを表現する際に使われます。
例えば、普段はあまり意見を言わない人について、「He doesn’t speak much, but still waters run deep.(彼はあまり話さないが、内には深いものがある)」と言うことができます。また、誰かが鋭い意見を述べたときに「I never realized how insightful he was. Still waters run deep.(彼がこんなに洞察力があるとは思わなかった。静かな人ほど深いんだね)」と言うこともできます。
「Still waters run deep」というフレーズは、見た目や表面的な行動だけではその人の本質を測ることはできないという古くからの考えに基づいています。静かな川の下には深い流れがあるように、静かな人の内面には深い知識や感情が潜んでいるという意味が込められています。元々は静かな外見の裏に危険が隠れているという意味で使われていましたが、現在では静かで控えめな人が実は深い内面を持っていることを示す言葉として使われています。
まとめると、「Still waters run deep」は、文字通り「静かな水は深く流れる」という意味ではなく、静かで控えめな人ほど奥深い知識や感情を持っていることを指します。このフレーズを使うことで、穏やかで静かな人が持つ内面の深さを表現することができます。
この「Still waters run deep」を使って、静かで控えめな人の意外な一面を表現してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
静かな水は深く流れる。静かで穏やかな人ほど、知識や感情が奥深い。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。