今回のフレーズは「Better safe than sorry」です。
「Better safe than sorry」は、直訳すると「安全なほうが後で後悔するより良い」となりますが、実際には「用心するに越したことはない」という意味になります。また、「備えあれば憂いなし」「転ばぬ先の杖」などとも意訳されています。
このフレーズは、後で後悔しないように、事前に十分な注意を払うことが重要であることを強調する際に使われます。
例えば、友達が傘を持っていこうか迷っているときに、「It looks like it might rain later. Better safe than sorry, so take an umbrella.(後で雨が降るかもしれないから、用心に越したことはないよ、傘を持って行って)」と言うことができます。また、何かを確認するために時間をかける場合にも、「We should double-check the details before submitting the report. Better safe than sorry.(レポートを提出する前に詳細を再確認した方が良い。用心に越したことはないからね)」と言うこともできます。
「better safe than sorry」の由来は、19世紀頃、アイルランドの小説家であるサミュエル・ラヴァー(Samuel Lover)の小説で使われた言葉に起因するそうです。慎重さを重んじるこの概念は、何世紀にもわたり多くの文化や言語で存在してきました。このフレーズも、18世紀後半に使われていた「better sensible than sorry(賢明な方が後悔するより良い)」という言葉の変種と考えられています。
まとめると、「Better safe than sorry」は、文字通り「安全なほうが後で後悔するより良い」という意味ですが、後悔しないために事前に十分な注意を払うことを表すイディオムです。また、リスクを避けるために慎重な行動を取るべきだとも伝えています。このフレーズを使うことで、予防策を講じることの重要性を強調することができます。
この「Better safe than sorry」を使って、慎重に行動することを勧める場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
安全なほうが後で後悔するより良い。用心するに越したことはない。備えあれば憂いなし。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。