Close, but no cigar.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#53

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Close, but no cigar」です。

「Close, but no cigar」は、直訳すると「近いけど、葉巻はない」となりますが、実際には「惜しい」「あと一歩のところで失敗」という意味になります。

このフレーズは、目標に非常に近づいたが、最終的に達成できなかった状況を表現する際に使われます。

例えば、友達がクイズで最後の問題まで全て正解していたが、最後の問題を間違えたときに、「You were close, but no cigar.(惜しかったけれど、最後はダメだったね)」と言うことができます。また、チームが試合でほぼ勝利を確実にしたが、最後の瞬間に逆転されてしまった場合に「Our team was close, but no cigar.(私たちのチームは惜しかったけれど、勝てなかった)」と言うこともできます。

「Close, but no cigar」というフレーズは、19~20世紀頃のアメリカのカーニバルやお祭りにおいて、景品として葉巻が配られていた習慣に由来しています。当時、ゲームで惜しい結果を出したが景品の葉巻をもらえなかった人に対して「Close, but no cigar.(惜しいけれど、葉巻はもらえないね)」という返答が生まれました。このことから、成功や正解に近づいたが最終的には失敗し、努力の見返りや認識を得られなかったことを意味するようになりました。

まとめると、「Close, but no cigar」は、文字通り「近いけど、葉巻はない」という意味ではなく、惜しくも目標に届かなかったことを指します。このフレーズを使うことで、努力や試みがほぼ成功したが、最終的には失敗した状況を表現することができます。

この「Close, but no cigar」を使って、惜しくも達成できなかった場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Close, but no cigar.
近いけど、葉巻はない。惜しい。あと一歩のところで失敗。
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