今回のフレーズは「Easy come, easy go」です。
「Easy come, easy go」は、直訳すると「簡単に来て、簡単に去る」となりますが、実際には「簡単に手に入れたものは、簡単に失われる」という意味になります。
このフレーズは、何かを手に入れるのが簡単だった場合に、同じくらい簡単にそれを失うことができるということを表現しています。
特に、お金や富などに関して、「Easy come, easy go.(簡単に得たものは簡単に失う)」と言えます。例えば、宝くじで大金を当てた人がすぐにそのお金を使い果たしてしまったときに、「He won a lot of money in the lottery, but spent it all within a year. Easy come, easy go.(彼は宝くじで大金を当てたが、1年以内に全部使い果たしてしまった。得やすいものは失いやすい)」と言うことができます。また、失ったものに執着せず、それを受け入れる態度を示す際にも、「Well, easy come, easy go. We’ll just have to move on.(まあ、得るのが簡単なものは失うのも簡単だから、次に進むしかないね)」と表現することができます。
「Easy come, easy go」の正確な起源は不明ですが、古代中国のことわざに由来すると考えられ、17世紀頃に英語圏に定着したとされています。この慣用句の初期のバリエーションには「lightly come, lightly go」や「quickly come, quickly go」などがありましたが、現在の表現である「easy come, easy go」は1800年代に初めて登場したそうです。このフレーズは英語圏で広く受け入れられ、エルビス・プレスリーやクイーンなどの歌詞にも登場し、その普遍性が示されています。
まとめると、「Easy come, easy go」は、文字通り「簡単に来て、簡単に去る」という意味で、簡単に手に入れたものは簡単に失いやすいことを指します。このフレーズを使うことで、手に入れたものを大切にすることの重要性や、失ったものに対する執着から解放されることの大切さを表現することができます。
この「Easy come, easy go」を使って、簡単に得たものが簡単に失われる状況を表現してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
簡単に来て、簡単に去る。簡単に手に入れたものは、簡単に失われる。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。