Fish out of water.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#60

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Fish out of water」です。

「Fish out of water」は、直訳すると「水から出た魚」となりますが、実際には「場違いな人」「不慣れな状況に置かれた人」という意味になります。

このフレーズは、自分が慣れていない環境や状況に置かれ、非常に不快や不安を感じていることを表現する際に使われます。

例えば、新しい学校に転校したばかりの学生が「I felt like a fish out of water on my first day at the new school.(新しい学校の初日、自分が場違いな感じがした)」と言うことができます。また、新しい仕事や役職に就いたばかりの人が「Starting my new job, I was a fish out of water.(新しい仕事を始めたとき、私は場違いな感じがした)」と言うこともできます。

「Fish out of water」の由来は文字通り、魚は水の外では生きられないことからきています。14世紀頃のヨーロッパで初めて使われ始めたこの表現は、当時の文学や詩の中で広く用いられていました。最初の使用はジェフリー・チョーサー(Geoffrey Chaucer)の『カンタベリー物語(The Canterbury Tales)』で、馬に乗っている船乗りを「a fish that is Waterlees(水のない魚)」と表現したことから始まります。現在のフレーズ「fish out of water」は、17世紀頃のサミュエル・パーチャス(Samuel Purchas)の『Pilgrimage』で初めて現れました。

まとめると、「Fish out of water」は、文字通り「水から出た魚」という意味ではなく、不慣れな環境や状況に置かれた人の不安や不快感を指します。このフレーズを使うことで、自分が場違いだと感じる状況を表現することができます。

この「Fish out of water」を使って、不慣れな状況に置かれたときの感情を表現する場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Fish out of water.
水から出た魚。場違いな人。不慣れな状況に置かれた人。
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