今回のフレーズは「Get one’s act together」です。
「Get one’s act together」は、直訳すると「自分の行動をまとめる」となりますが、実際には「しっかりする」「自分の行動を整理する」という意味になります。
このフレーズは、物事を整理して、しっかりと行動することを表現しています。また、誰かにしっかりと行動するように促す際にも使われます。
例えば、自分の生活を改善したい場合に、「I need to get my act together and start studying for exams.(気を引き締めて、試験勉強を始めないといけない)」と言うことができます。また、誰かが締め切りに間に合わない場合に、「You need to get your act together if you want to finish this project on time.(このプロジェクトを時間通りに終わらせたいなら、しっかりしなきゃ)」と言うことができます。ほかにも、生活が乱れている友人に対して、「It’s time to get your act together and start making positive changes.(しっかりして、前向きな変化を始める時だよ)」とアドバイスすることもできます。
「Get one’s act together」という慣用句の正確な起源は不明ですが、役者が舞台に上がる前にしっかりと準備することに由来しているようです。つまり、舞台を成功させるためには、計画立てられた準備やリハーサルが必要であり、状況が整理整頓されている必要があります。ここでいう「act」は舞台や演劇における「演技」や「パフォーマンス」を指します。この慣用句は 1960年頃には登場し、演劇に限らず、一般的な物事を効率的に進めることを指すようになりました。
まとめると、「Get one’s act together」は、文字通り「自分の行動をまとめる」という意味ではなく、物事を整理してしっかりと行動することを指します。また、人々に自己改善や目標達成への努力を促すための有益なフレーズでもあります。このフレーズを使うことで、相手に対して整理整頓や自己管理の必要性を伝えることができます。
この「Get one’s act together」を使って、周囲の人にしっかりと行動するよう促す場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
しっかりする。自分の行動を整理する。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。