今回のフレーズは「Hit the road」です。
「Hit the road」は、直訳すると「道路を叩く」となりますが、実際には「出発する」「旅立つ」「立ち去る」という意味になります。
このフレーズは、目的地に向かって旅立つ際や、ある場所から離れるときに使われます。
例えば、出かける準備が整ったときに、「It’s time to hit the road.(出発する時間だ)」という風に使います。また、友人や家族と別れる際に、「Well, it’s getting late. I should hit the road.(さて、もう遅くなってきたから行かないと)」と言うことができます。ほかにも、次の目的地に向かう際に、「We’ve enjoyed our time here, but it’s time to hit the road.(ここでの時間は楽しかったけど、出発の時間だ)」と言うこともできます。
「hit the road」は、馬の蹄(ひづめ)が道を踏む音に由来しています。このフレーズは、19世紀に使われ始めた「hit the trail」という同様の意味を持つ表現から派生しました。1961年のレイ・チャールズ(Ray Charles)のヒット曲『旅立てジャック (Hit the Road Jack)』によって広まり、誰かに立ち去るように伝える手段としても使われるようになりました。
まとめると、「Hit the road」は、文字通り「道路を叩く」という意味ではなく、出発や旅立ちを指すイディオムとして使われています。このフレーズを使うことで、移動や旅行の開始を表現することができます。
この「Hit the road」を使って、出発や旅立ちの場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
道路を叩く。出発する。旅立つ。立ち去る。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。