It takes two to tango.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#82

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「It takes two to tango」です。

「It takes two to tango」は、直訳すると「タンゴを踊るには二人必要」となりますが、実際には「物事は一人では成り立たない」「どちらにも責任がある」という意味になります。

このフレーズは、協力が必要な状況や、問題の責任が双方にあることを表現する際に使われます。

例えば、誰かが喧嘩の原因を一方に押しつけている場合に、「It takes two to tango.(喧嘩は一方だけの責任ではない)」と返すことができます。また、お互いに妥協する必要がある場合に、「Both sides need to compromise. It takes two to tango.(双方が妥協する必要がある。協力しなければ解決しない)」と言うこともできます。そのほかにも、「The deal failed because both companies couldn’t agree. It takes two to tango.(契約がうまくいかなかったのは、両社が合意できなかったからだ。物事は一人では成り立たない)」という風にも使います。

「It takes two to tango」は、文字通り、タンゴは2人のパートナーが情熱的に踊ることに由来し、協力や対立するには2人の当事者が必要であることを示唆しています。正確な起源は不明ですが、1952年にアル・ホフマン(Al Hoffman)とディック・マニング(Dick Manning)が作曲した『Takes Two to Tango』という曲で広く知られるようになりました。ちなみに、この曲にはパール・ベイリー(Pearl Bailey)とルイ・アームストロング(Louis Armstrong)の2つのバージョンがあります。「it takes two」という概念はこの曲以前から存在していて、タンゴが国際的に流行した20世紀初頭に、「It takes two to tango」というフレーズが広まりました。

まとめると、「It takes two to tango」は、文字通り「タンゴを踊るには二人必要」という意味ではなく、協力が必要な状況や、双方に責任があることを指します。このフレーズを使うことで、物事が一方だけの力では成り立たないことや、責任が双方にあることを強調することができます。

この「It takes two to tango」を使って、協力や責任の分担を表現する場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

It takes two to tango.
タンゴを踊るには二人必要。物事は一人では成り立たない。どちらにも責任がある。
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このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。

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