英語で「卵(egg)」はどう使い分ける?

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英語で「卵」といえば、まず思い浮かぶのは「egg」ですね。ところが、このシンプルな単語も文脈によって少し違うニュアンスを持っています。

たとえば「egg」そのものは「卵」という一般的な意味ですが、料理の場面では「an egg」=「生卵」「殻付きの卵」を指すことが多いです。これを割って調理したもの、つまり「卵料理」は「eggs」と複数形で出てきます。たとえば「I had eggs for breakfast.」は「朝ごはんに卵を食べた」という意味で、必ずしも複数個食べたわけではなく、「卵料理を食べた」と解釈されるんですね。

また、卵を使った表現も豊富です。「put all your eggs in one basket(卵を一つのカゴに入れる)」は「一つに頼りすぎる危険性」を表す有名なことわざですし、「a good egg」は「いいやつ」という意味のカジュアルな表現。逆に「a bad egg」は「ろくでなし」。卵は壊れやすく身近な存在だからこそ、比喩にも使われやすいのかもしれません。

さらに科学的な文脈では「egg」=「卵子」という意味もあります。「egg cell」といえば「卵細胞」ですね。英語では文脈が変わると、同じ「卵」でも生物学的・日常的といった意味の広がりが見えてきます。

ちょっと面白いのは「Easter egg」という言葉。これは文字どおり「イースター(復活祭)の卵」から来ていますが、転じて「隠されたお楽しみ」という意味でも使われます。映画やゲームで「イースターエッグ」というと、仕掛けられた隠し要素のこと。文化的な広がりを感じる表現ですね。

つまり「egg」は単なる「卵」を超えて、食べ物、ことわざ、科学、さらにはポップカルチャーまで関わる、奥の深い単語です。普段の会話でもイディオムでもよく出てくるので、ちょっと意識してみると英語がもっと面白く感じられるかもしれません。

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