日本語の「脇」は、体の部位としても「脇に置く」「脇役」のような比喩的表現としても使われます。英語では文脈によって使い分けが必要です。
体の部分としての「脇」は「armpit」と言います。「I have a rash in my armpit(脇にかぶれがある)」のように使います。ただし日常会話ではあまり強調されることがないので、医療や説明の場でよく登場します。
一方、「side」という言葉も「脇」を表すことがあります。「He stood by my side(彼は私の脇に立った)」のように、人の横や側面を示すときに自然に使われます。つまり「armpit」は体の部位、「side」は位置関係としての「脇」と考えるとわかりやすいです。
比喩的な表現もあります。「sideline」は「脇に置かれること」「補助的な活動」を指し、「a sidelined player」は「補欠の選手」という意味になります。また「by the wayside(道の脇に)」という表現は、「途中で放棄される」「忘れ去られる」という比喩的な言い回しです。
このように、英語の「脇」は「armpit」「side」「sideline」など、体の部位から位置、比喩までいろいろな言葉で表されます。日本語と同じように、具体から抽象まで幅広く意味が広がるところが面白いですね。
