日本語で「肩」と言えば体の一部としても、「肩の力を抜く」「肩を並べる」のような比喩としても使います。英語でも同じく「shoulder」という単語が幅広く活躍します。
まず基本は体の部位としての「shoulder」。たとえば「I have a pain in my shoulder(肩が痛い)」や「He tapped me on the shoulder(彼は私の肩を軽くたたいた)」のように使います。
比喩的な表現も豊富です。「a chip on one’s shoulder」は「不満を抱えている」「怒りっぽい」という意味。「shoulder to shoulder」は「肩を並べて」、つまり「協力して」というニュアンスです。また「to shoulder responsibility」は「責任を背負う」という意味で、日本語の「肩にかかる」と近い感覚ですね。
面白いのは感情表現に使われるときです。「to cry on someone’s shoulder」は「誰かに泣きつく」「相談して慰めてもらう」という表現ですし、「a shoulder to lean on」と言えば「頼れる人、支えてくれる存在」を意味します。逆に「to give someone the cold shoulder」は「よそよそしくする」「冷たくあしらう」という意味になります。
このように、英語の「shoulder」は単に体の部位を指すだけでなく、人との関わりや感情の表現にもしばしば登場します。日本語の「肩」と同じように、具体から比喩まで幅広く使える単語だと知っておくと便利です。
