英語で「希少」は何て言う?「希少」に関する英語表現

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日本語の「希少」は、「めったにない」「貴重で珍しい」という意味を持っています。英語では、主に「rare」「precious」「scarce」といった言葉が使われますが、それぞれ少しずつニュアンスが異なります。

まずいちばん基本的なのは「rare」です。たとえば「a rare bird(珍しい鳥)」や「a rare opportunity(めったにない機会)」のように、「数が少なく、特別なもの」という意味で使われます。ちなみに、「rare steak(レアステーキ)」の「rare」はスペルが同じですが、全く別の語源の言葉で、「珍しさ」とは関係がありません。

次に「precious」は「大切で価値のある」という感情的な響きを持つ言葉です。「a precious memory(大切な思い出)」や「precious metals(貴金属)」のように、数の少なさだけでなく「大切にすべきもの」というニュアンスがあります。日本語の「貴重」に近い言葉です。

一方で「scarce」はもう少し客観的で、「不足している」「供給が少ない」という意味を表します。「Water is scarce in this region(この地域では水が不足している)」のように、経済や環境の話でよく使われます。感情よりも、事実として「数が少ない」ことを伝える言葉です。

つまり、「希少」は英語でひとつの単語に置き換えられない概念です。珍しさを伝えたいなら「rare」、大切さを含めたいなら「precious」、数量の不足を示したいなら「scarce」。それぞれの場面や状況に応じて、適した単語を選んでください。

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