「体温」は英語で「body temperature」と言います。とても直訳的な表現ですが、医療や日常の会話でもそのままよく使われます。たとえば「I have a high body temperature」は「熱があります」という意味になります。ただし、実際の会話ではもっと自然に「I have a fever」と言うのが一般的です。
英語では「体温を測る」は「take one’s temperature」と表現します。「measure」ではなく「take」を使うのが特徴です。たとえば「The nurse took my temperature(看護師が私の体温を測った)」というように使います。逆に、「体温が下がる」「上がる」は「My temperature went down / went up」となります。
平熱という意味の「normal body temperature」はおよそ「98.6°F(華氏)」または「37°C(摂氏)」です。英語圏では華氏(Fahrenheit)が主に使われるため、アメリカでは「I have a fever. It’s 101.3.」というように単位を言わずに数字だけで表すこともあります。
また、「body heat(体の熱)」という表現もあり、こちらは体が発する温もりそのものを指します。「The baby needs body heat to stay warm(赤ちゃんは体温で温まる必要がある)」のように、人や動物のぬくもりを強調する表現です。
興味深いのは、英語でも体温に関する表現が感情の比喩に使われることです。「cold-blooded(冷血な)」は感情のない人を指し、「warm-hearted(心の温かい)」は優しい人を意味します。つまり「temperature」は人の体だけでなく、心の状態も表す言葉として使われることがあります。
