英語が「世界の共通語」になったわけ

スポンサーリンク

今でこそ英語は「世界の共通語」と呼ばれていますが、もともと話者数が世界一多い言語ではありませんでした。中国語やスペイン語のほうが母語話者は多いのに、なぜ英語がここまで広がったのでしょうか。

大きな理由のひとつは歴史です。イギリスが大航海時代以降に植民地を拡大し、アジアやアフリカ、アメリカ大陸の各地に英語を広めました。その結果、世界中で「英語を使わざるを得ない状況」が生まれました。

さらに20世紀に入ると、アメリカが経済や文化で大きな影響力を持つようになりました。映画、音楽、IT産業、科学研究――その中心に英語があったため、国際的な場で英語を学ぶ必要性が一層高まりました。

現在では、英語は「母語としての英語話者」よりも、「第二言語や外国語として英語を使う人」の数のほうが多いといわれています。つまり、英語は特定の国だけのものではなく、世界中の人々が共有する道具になっているわけです。

おもしろいのは、この「共有」の過程で英語が変化していること。国際会議やメールのやりとりでは、必ずしも完璧な文法で話す必要はなく、シンプルで通じやすい英語が使われることも多いです。これを「国際英語」や「グローバルイングリッシュ」と呼ぶこともあります。

つまり、世界の英語は正しいか間違いかではなく、通じるかどうかが大切になっていますし、私たちが話す英語も、その多様な英語の一部として立派に機能しています。そう考えると、英語を学ぶハードルが少し下がって、もっと自由に使ってみたくなりますよね。

スポンサーリンク
英語学習におすすめの本

英語学習におすすめの本を紹介します!

大岩のいちばんはじめの英文法』は、英語の基礎をしっかり固めたい方にぴったりの一冊です。中学レベルからの超基礎文法を、講義形式でわかりやすく解説。初心者でも安心して学べる内容で、受験やTOEIC、英検にも対応しています。巻末の索引も便利で使いやすいです。➡詳しく見る

「金フレ」として知られる『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』は、最も定番のTOEIC対策書です。シンプルで効率的に単語を学ぶことができ、日常的な英語力の向上にも役立ちます。初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しており、何度も繰り返し使えるので復習にも最適です。➡詳しく見る

英語耳』(英語耳 発音ができるとリスニングができる)は、英語のリスニング力を向上させたい方向けの本です。英語の音の変化や発音のポイントを理解することで、リスニングスキルを高めることができます。ネイティブが実際に使う音の連結や省略、イントネーションを学べるため、リスニングだけでなくスピーキングにも役立ちます。英語の「音」に慣れたい方向けの一冊です。➡詳しく見る

一億人の英文法』(一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法)は、英文法を「感覚」や「イメージ」で学べる本。理論的な説明ではなく、ネイティブスピーカーの直感的な感覚に基づいた解説が特徴です。実際の会話で役立つ文法を学べるため、英語を「話すため」の文法を重視している方に最適です。学習者に親しみやすい口語体で、堅苦しくなく、楽しく進められます。➡詳しく見る

🔎 Amazonで「英語 参考書」を検索する

コラム・雑記
\ シェアする /
タイトルとURLをコピーしました