日本語の「語学」は、「言葉を学ぶこと」全般を指します。英語では通常「language study」や「linguistics」という言葉で表しますが、どちらを使うかは目的によって少し違います。
まず、「language study」は実際に外国語を学ぶという意味で使われます。「I’m interested in language study(語学に興味があります)」や「She studies English as a foreign language(彼女は英語を外国語として学んでいる)」のように、学習そのものを指します。留学や語学学校の話をするときもこの表現が自然です。
一方、「linguistics」は「言語学」という学問の名前です。音声・文法・意味・言葉の歴史などを理論的に研究する分野を指します。たとえば「She majored in linguistics(彼女は言語学を専攻した)」のように、学問としての研究に使われます。日常会話で「語学を勉強している」と言いたい場合には、少し硬すぎる言葉かもしれません。
また、複数の言語を扱う能力を強調したいときは「multilingual skills(多言語能力)」や「language learning(言語学習)」といった表現もあります。「He has strong language skills(彼は語学力が高い)」という言い方も一般的です。
英語圏では「語学=試験や勉強」というより、「communication(コミュニケーション)」の手段としての側面が重視されます。「learning a language means learning to connect with people(言葉を学ぶことは人とつながること)」という考え方が広く浸透しています。
つまり、英語で「語学」を表すには、「language study(学ぶ)」「linguistics(研究する)」「language skills(使う)」のように、目的に合わせて言葉を選ぶのがポイントです。
