日本語の「怪我」は、転んだり切ったりといった軽いものから、骨折のような重いものまで幅広く使われます。英語でも同じように状況によって言葉を使い分けます。基本となる単語は「injury(インジュリー)」です。
「injury」は、体のどこかを傷つけたとき全般に使える言葉です。「He had a leg injury(彼は脚を怪我した)」や「sports injury(スポーツでの怪我)」のように使われます。交通事故やスポーツなど、原因を説明するときにも便利です。
一方で、動詞として「怪我をする」と言いたいときは「hurt」や「injure」を使います。「I hurt my arm(腕を痛めた)」は自然な表現です。少しフォーマルに言いたい場合は「I injured my arm」となります。また、「I got hurt(怪我した)」といえば、どこをとは言わずに「怪我した状態」全体を表せます。
傷の種類によっても言葉が変わります。たとえば「cut(切り傷)」「bruise(打撲)」「burn(やけど)」「sprain(ねんざ)」など。どんな怪我なのかを具体的に表すのが普通です。「I got a cut on my finger(指を切った)」や「I sprained my ankle(足首をねんざした)」のように言います。
また、比喩的に「心の傷」を表す場合は「hurt」や「pain」を使います。たとえば「She was deeply hurt(彼女は深く傷ついた)」といえば、感情的な意味での「怪我」になります。
