副詞(adverb)とは?意味と使い方をわかりやすく解説

眠ってる猫

副詞(adverb)とは、ほかの単語や文全体を修飾し、意味をさらに詳しく説明する言葉です。英語でも日本語でも、表現を豊かにするために欠かせない品詞のひとつです。この記事では、副詞の意味や使い方についてわかりやすく解説します。

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副詞とは何か?

副詞(adverb, アドバーブ)とは、動詞・形容詞・ほかの副詞・文全体を修飾する言葉のことです。

ごがくねこ
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副詞を使うことで、「どのように」や「いつ」などの情報を付け加えることができます。

たとえば、以下のような単語が副詞に該当します。

  • 動詞を修飾する
    She runs quickly.
    彼女は素早く走る。
    ⇨ quicklyが動詞runsを修飾
  • 形容詞を修飾する
    He is very tall.
    彼はとても背が高い。
    ⇨ veryが形容詞tallを修飾
  • 副詞を修飾する
    She sings incredibly well.
    彼女は信じられないほど上手に歌う。
    ⇨ incrediblyが副詞wellを修飾
  • 文全体を修飾する
    Fortunately, we arrived on time.
    幸運にも、私たちは時間通りに到着した
    ⇨ fortunatelyが文全体を修飾
ごがくねこ
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副詞を活用することで、より細かな意味を表現でき、感情や状況を具体的に描写できます。

副詞の種類や役割とは?

ここでは、副詞の主な種類や役割を紹介します。

主な副詞の種類
  • 様態(how)- どのように
  • 頻度(how often)- どのくらいの頻度で
  • 程度(how much)- どのくらいの程度で
  • 場所(where)-どこで
  • 時間(when)-いつ
  • 目的(why)- なぜ

① 様態を表す副詞(Manner Adverbs)

どのように行われるかを説明する副詞です。

  • She speaks clearly.
    彼女ははっきり話す。
  • He runs fast.
    彼は速く走る。

-ly」で終わる単語が多く見られます。「-ly」は副詞を作る接尾辞で、これで終わる英単語は以下で紹介しています。

語尾が「-ly」で終わる英単語一覧
このシリーズでは「同じ語尾で終わる英単語」をご紹介しています。今回は語尾が「-ly」で終わる英単語で…

② 頻度を表す副詞(Frequency Adverbs)

どのくらいの頻度で行われるかを示す副詞です。

  • I always wake up early.
    私はいつも早起きする。
  • He rarely eats junk food.
    彼はめったにジャンクフードを食べない。

③ 程度を表す副詞(Degree Adverbs)

どのくらいの程度なのかを示す副詞です。

  • It’s extremely hot today.
    今日はとても暑い。
  • She almost finished her homework.
    彼女はほぼ宿題を終えた。

④ 場所を表す副詞(Place Adverbs)

どこで行われるかを示す副詞です。

  • Come here.
    ここに来て。
  • He looked everywhere.
    彼はあらゆる場所を探した。

⑤ 時間を表す副詞(Time Adverbs)

いつ行われるかを示す副詞です。

  • She arrived late.
    彼女は遅れて到着した。
  • We will meet soon.
    私たちはもうすぐ会う。

⑥ 目的を表す副詞(Purpose Adverbs)

なぜ行われるのか、目的や理由を示す副詞です。接続副詞、前置詞句、不定詞句、副詞節などの形で使われることが多いです。

  • I study hard to pass the exam.
    私は試験に合格するために一生懸命勉強する。
  • She left early so that she could catch the train.
    彼女は電車に間に合うように早めに出発した。
  • He didn’t eat much, because he wasn’t hungry.
    彼はお腹が空いていなかったので、あまり食べなかった。

副詞の位置や優先順位について

ここでは、副詞の位置(Position of Adverbs)や優先順位(Order of Adverbs)について紹介します。

副詞の位置について

副詞は文中でさまざまな位置に置かれますが、一般的なルールを紹介します。

  • 動詞を修飾する場合
    ⇨ 動詞の後
    She sings beautifully.
  • 形容詞・副詞を修飾する場合
    ⇨ その前
    He is very tall.
  • 文全体を修飾する場合
    ⇨ 文頭または文末
    Luckily, we found a taxi.

副詞の優先順位

副詞が5つ以上使われることはあまりありませんが、複数の副詞を使う場合の優先順位は以下になっています。

  • 様態(how)
  • 場所(where)
  • 頻度(how often)
  • 時間(when)
  • 目的(why)

出典:Order of Adverbs – The Free Dictionary

まとめ

この記事では、副詞の意味や使い方について解説しました。

副詞は、動詞、形容詞、副詞、または文全体を修飾し、動作や状態をより詳しく説明する言葉です。副詞には、様態、頻度、程度、時間、場所、目的などさまざまな種類があり、それぞれ異なる用途があります。副詞をうまく使うことで、英語の表現力を高め、より自然で分かりやすい文章を作ることができます。英語を学ぶ際には、副詞の使い方にもぜひ注目してみてください。

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