助動詞(auxiliary verb)とは、動詞の意味を補助する単語のことです。英語では「can」「will」「must」などが助動詞にあたり、可能性や推量などのニュアンスを加えることができます。この記事では、助動詞の意味や使い方についてわかりやすく解説します。
助動詞とは何か?
助動詞(auxiliary verb)とは、動詞の意味を補助する単語のことです。動詞の前に置いて、能力・可能性・義務・意志などの意味を付け加えることができます。
たとえば、以下のような助動詞があります。
- She can swim.(彼女は泳ぐことができる。)→ 能力を表す
- It may rain tomorrow.(明日は雨が降るかもしれない。)→ 推量を表す
- You must study hard.(あなたは一生懸命勉強しなければならない。)→ 義務を表す
助動詞は単独では使われず、必ず動詞の原形と一緒に使います。

ごがくねこ
助動詞を使うことで、より細かな状況や感情が表現できていますね。
英語の動詞は大きく2種類あり、動作や状態を表す動詞を本動詞(main verb)、本動詞に意味を補足する動詞を助動詞(auxiliary verb)といいます。

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助動詞の種類と使い方
助動詞にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる意味やニュアンスがあります。ここでは代表的な助動詞の種類や使い方を紹介します。
① 能力・可能を表す助動詞
- can(〜できる)
I can speak English.
私は英語を話せる。 - could(〜できた)
She could swim when she was five.
彼女は5歳のとき泳げた。
② 義務・助言を表す助動詞
- must(〜しなければならない)
You must wear a seatbelt.
シートベルトをしなければならない。 - should(〜すべき)
You should study harder.
もっと勉強すべきだ。 - have to(〜しなければならない)
I have to go now.
もう行かないといけない。 - ought to(~するべき)
He ought to apologize.
彼は謝るべきだ。
③ 推量・推測を表す助動詞
- may(〜かもしれない)
It may rain tomorrow.
明日は雨が降るかもしれない。 - might(〜かもしれない)
He might be late.
彼は遅れるかもしれない。 - must(〜に違いない)
She must be tired.
彼女は疲れているに違いない。 - would(~だろう)
He would go if he had time.
もし時間があれば、彼は行くだろう。 - could(~かもしれない)
It could be true.(それは本当かもしれない。)
④ 未来・意志を表す助動詞
- will(〜するつもり)
I will call you later.
あとで電話するよ。 - shall(〜しましょうか)
Shall we go now?
そろそろ行きましょうか? - would(〜するつもりだった)
He said he would help us.
彼は私たちを手伝うつもりだったと言った。
⑤ 許可・依頼を表す助動詞
- can(〜してもよい)
You can use my pen.
私のペンを使ってもいいよ。 - may(~してもよい)
You may leave now.
もう行ってもいいよ。 - could(~してもらえますか?)
Could you help me?
手伝ってもらえますか?
助動詞を使う際のルールやポイント
助動詞を使う際には、以下のルールやポイントに注意しましょう。
- 助動詞の後には動詞の原形が続く
❌ He can speaks.
○ He can speak. - 助動詞の後には「to 不定詞」を使わない
❌ He must to go.
○ He must go. - 否定形は「助動詞 + not」になる
例:She cannot swim. - 疑問文では助動詞を主語の前に置く
例:Can you help me? - 「must」と「have to」は似た意味を持つが、否定形になると意味が異なる。
例:You must not go.(行ってはいけない。)
例:You don’t have to go.(行く必要はない。) - 助動詞自体には過去形はないが、「can → could」「will → would」などの形で過去のニュアンスを表すこともできる。
まとめ
この記事では、助動詞の意味と使い方について解説しました。
助動詞は、動詞の意味を補助し、「能力」「義務」「可能性」「未来」などを加えるために使われます。助動詞の正しい使い方を理解することで、英語の表現力を高めることができます。英語学習を進める際は、ぜひ助動詞の使い方にも注目してみてください。