単一他動詞（monotransitive verb）とは？意味と使い方をわかりやすく解説

単一他動詞（monotransitive verb）とは、目的語を1つだけとる他動詞のことです。英語の基本的な文型である「SVO（主語＋動詞＋目的語）」の動詞として使われ、日常会話でもよくみられます。この記事では、単一他動詞の意味や使い方についてわかりやすく解説します。

単一他動詞とは何か？

単一他動詞（monotransitive verb）とは、目的語を1つだけとる他動詞のことです。他動詞とは、動詞のあとに「何を？」にあたる目的語をとる動詞のことですが、単一他動詞はその中でも、目的語が1つだけという特徴があります。

たとえば、以下の文を見てみましょう。

• I ate an apple.
  私はリンゴを食べた。
• She likes music.
  彼女は音楽が好きだ。

このように、動詞の「ate」や「likes」は、それぞれ「an apple」「music」という1つの目的語をとっているため、単一他動詞に分類されます。

単一他動詞の使い方や注意点

単一他動詞の使い方や注意点を解説します。

主語 + 単一他動詞 + 目的語

単一他動詞は、第3文型「SVO（主語＋動詞＋目的語）」を構成する中心的な要素です。

• He drinks coffee every morning.
  彼は毎朝コーヒーを飲む。
• We watched a movie last night.
  私たちは昨晩映画を見た。

目的語になるものの例

単一他動詞の目的語には、以下のような名詞・代名詞・名詞句が使われます。

• 名詞
  I drank coffee.
  私はコーヒーを飲んだ。
• 代名詞
  She saw him.
  彼女は彼に会った。
• 名詞句
  They watched a very interesting movie.
  彼らはとても面白い映画を見た。

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単一他動詞の注意点

単一他動詞を使う際には、必ず目的語が必要です。目的語なしでは文が不完全になってしまいます。

• 誤）I bought.（×）
• 正）I bought a car.（○）
  （私は車を買った）

自動詞・単一他動詞・二重他動詞の違い

単一他動詞は「目的語が1つ」という点で、目的語を必要としない自動詞と、目的語を2つとる二重他動詞と区別されます。

• 自動詞（intransitive verb）
  ⇨ 目的語をとらない動詞
  例：He sleeps soundly.（彼はぐっすり眠る）
• 単一他動詞（monotransitive verb）
  ⇨ 目的語を1つとる動詞
  例：I bought a book.（私は本を買った）
• 二重他動詞（ditransitive verb）
  ⇨ 目的語を2つとる動詞
  例：She gave me a gift.（彼女は私にプレゼントをくれた）

二重他動詞を使った「She gave me a gift.」の例文では、「me」が間接目的語、「a gift」が直接目的語にあたります。単一他動詞では間接目的語は使用されません。

よく使われる単一他動詞の例

よく使われる単一他動詞を紹介します。

• eat（食べる）
  She eats apples.
  彼女はリンゴを食べる。
• make（作る）
  He made a cake.
  彼はケーキを作った。
• open（開ける）
  I opened the window.
  私は窓を開けた。
• use（使う）
  They used a computer.
  彼らはコンピューターを使った。

まとめ

この記事では、単一他動詞の意味と使い方について解説しました。

単一他動詞とは、目的語を1つだけとる他動詞のことで、英語の基本的な文型「SVO（主語＋動詞＋目的語）」を構成する中心的な要素です。日常英会話でも頻繁に登場するため、よく使われる単一他動詞を覚えておくと、表現の幅が大きく広がります。英語を学ぶ際は、自動詞との違いにも注目しながら、単一他動詞の使い方をしっかりマスターしていきましょう。