Once bitten, twice shy.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#108

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Once bitten, twice shy」です。

「Once bitten, twice shy」は、直訳すると「一度噛まれると、二度目は臆病になる」となりますが、実際には「一度痛い目に遭えば、次は用心する」という意味になります。

このフレーズは、過去の経験から学び、同じ過ちを繰り返さないように注意深くなることを表現する際に使われます。

例えば、誰かに裏切られたときに、「I’m hesitant to trust people easily now. Once bitten, twice shy.(今は簡単に人を信用するのをためらっている。一度失敗すると慎重になる)」と言うことができます。また、投資に失敗した人が「I’m not investing in the stock market again; once bitten, twice shy.(もう株式市場には投資しないよ。一度痛い目に遭ったから、次は用心深くなる)」と言うこともできます。

このフレーズの起源は明確ではありませんが、不快な経験をした後は同じようなことを避けるという本能的な反応に基づいていると考えられています。一説によれば、15世紀頃に『イソップ寓話』の英訳で使用された言葉が由来だそうです。その話は、狼に食べられそうになった犬が、「もっと太ってから食べなよ」と狼を騙して逃げたというものです。つまり、同じトリックに2度目だまされないように警告している内容になっています。

まとめると、「Once bitten, twice shy」は、文字通り「一度噛まれると、二度目は臆病になる」という意味ではなく、過去の経験から学び、同じ失敗を避けるために慎重になることを指します。このフレーズを使うことで、過去の失敗から学んだ教訓を表現することができます。

この「Once bitten, twice shy」を使って、過去の経験を活かして慎重になる場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Once bitten, twice shy.
一度噛まれると、二度目は臆病になる。一度痛い目に遭えば、次は用心する。
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