今回のフレーズは「That’s the last straw」です。
「That’s the last straw」は、直訳すると「それは最後の藁(わら)」となりますが、実際には「我慢の限界」「これ以上は無理」という意味になります。
このフレーズは、積み重なった小さな不満や問題が、最終的には耐えられない限界点に達したことを表現しています。
例えば、不満が積み重なった際に、「That’s the last straw. I can’t work with him anymore.(これ以上は我慢できない。もう彼とは仕事ができない)」と言うことができます。また、友達が約束を何度も破った後に、「When she canceled our plans at the last minute again, it was the last straw.(彼女がまた直前に予定をキャンセルしたときは、もう我慢の限界だった)」と言うこともできます。
「That’s the last straw」の起源は、17世紀の古い英語のことわざ「it is the last feather that breaks the horse’s back.(馬の背骨を折る最後の羽)」に由来しています。これは、一枚の羽根は軽いかもしれませんが、それを一つずつ積み重ねると、最終的には耐え難い重さになるという考え方を伝えています。
まとめると、「That’s the last straw」は、文字通り「最後の藁」という意味ではなく、積み重なった問題や不満が限界点に達したことを指します。このフレーズを使うことで、もう耐えられないという強い感情を表現することができます。
この「That’s the last straw」を使って、我慢の限界に達した場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
我慢の限界。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。