Up to scratch.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#140

スポンサーリンク
このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Up to scratch」です。

「Up to scratch」は、直訳すると「傷に達する」となりますが、実際には「基準に達する」「期待に応える」という意味になります。

このフレーズは、何かが期待される基準やレベルに達していることを表現する際に使われます。

例えば、プロジェクトの進捗状況を確認する際に、「Is the report up to scratch?(報告書は基準に達していますか?)」と尋ねることができます。また、料理の出来栄えについて話すときに、「The meal was delicious; it was definitely up to scratch.(食事はおいしくて、期待通りだった)」と言うこともできます。

「Up to scratch」の由来は、19世紀のボクシングにさかのぼります。当時のボクシングでは、試合開始時に選手が地面に描かれた線(scratch)につま先を置く必要がありました。このラインに立つことができる状態、すなわち試合に参加できる状態を「up to scratch」と言いました。一方、「scratch」という言葉は、ほかのスポーツでも使われ、スタートや境界を示すための線(スクラッチライン, scratch line)を指します。「From scratch(最初/ゼロから)」という表現もこの意味からきています。

まとめると、「Up to scratch」は、文字通り「傷に達する」という意味ではなく、何かが基準や期待に応えていることを指します。このフレーズを使うことで、期待されるレベルや標準に達していることを表現することができます。

この「Up to scratch」を使って、何かが期待通りであることを表現する場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Up to scratch.
基準に達する。期待に応える。
スポンサーリンク

このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。

スポンサーリンク
英語学習におすすめの本

英語学習におすすめの本を紹介します!

「金フレ」として知られる『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』は、最も定番のTOEIC対策書です。シンプルで効率的に単語を学ぶことができ、日常的な英語力の向上にも役立ちます。初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しており、何度も繰り返し使えるので復習にも最適です。➡詳しく見る

一億人の英文法』(一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法)は、英文法を「感覚」や「イメージ」で学べる本。理論的な説明ではなく、ネイティブスピーカーの直感的な感覚に基づいた解説が特徴です。実際の会話で役立つ文法を学べるため、英語を「話すため」の文法を重視している方に最適です。学習者に親しみやすい口語体で、堅苦しくなく、楽しく進められます。➡詳しく見る

英語耳』(英語耳 発音ができるとリスニングができる)は、英語のリスニング力を向上させたい方向けの本です。英語の音の変化や発音のポイントを理解することで、リスニングスキルを高めることができます。ネイティブが実際に使う音の連結や省略、イントネーションを学べるため、リスニングだけでなくスピーキングにも役立ちます。英語の「音」に慣れたい方向けの一冊です。➡詳しく見る

「英語 参考書」をAmazonで検索する

ことわざ・格言
\ シェアする /
タイトルとURLをコピーしました