今回のフレーズは「You reap what you sow」です。
「You reap what you sow」は、直訳すると「自分でまいた種を自分で刈り取る」となりますが、実際には「因果応報」という意味になります。
このフレーズは、自分の行いが自分に返ってくることを表現する際に使われます。
例えば、子供に道徳を教えるときに、「If you work hard and treat others well, you reap what you sow.(一生懸命働いて、他人に優しくすれば、自分に返って来るよ)」と言うことができます。また、「If you help your friends, they will help you too. You reap what you sow.(友達を助ければ、彼らもあなたを助けてくれる。種をまけば、収穫を得るだね)」と言うこともできます。
「You reap what you sow」という慣用句は、聖書の『ガラテヤの信徒への手紙』6章7節に由来するとされています。具体的には、「Do not be deceived: God cannot be mocked. A man reaps what he sows(思い違いをしてはいけない、神は侮られるかたではない。人は種をまけば刈り取ることになる)」という言葉です。これは、人の行いが種をまくこと、その結果が収穫になぞらえられます。良い種を蒔けば良い収穫を得られるのと同様に、良い行いをすれば良い結果が得られるという教えが背景にあります。同様の意味や語源の表現に「As you sow, so shall you reap.(種をまけば、刈り取ることになる)」もあります。
まとめると、「You reap what you sow」は、文字通り「蒔いた種を刈り取る」という意味ではなく、自分の行動や努力の結果を受けることを指します。このフレーズを使うことで、行動の結果が返ってくることを強調することができます。
この「You reap what you sow」を使って、自分や他人の行動の結果について話す場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
自分でまいた種を自分で刈り取る。因果応報。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。