今回のフレーズは「An army marches on its stomach」です。
「An army marches on its stomach」は、直訳すると「軍隊は胃袋で行進する」となります。実際には「兵士の士気や戦闘力は食料に依存する」という意味になります。日本語の「腹が減っては戦はできぬ」に当たる表現です。
このフレーズは、軍事的な文脈で生まれたもので、食糧が兵士の士気や戦闘力にとって非常に重要であることを強調しています。また、日常生活でも比喩的に使われています。
例えば、長時間の作業で疲れを感じたときに「Remember, an army marches on its stomach. We need to take a break and eat something.(腹が減っては戦はできぬ。休憩して何か食べよう)」と言うことができます。また、この言葉の意味を説明する際に、「An army marches on its stomach, meaning good food is crucial for their strength.(軍隊は胃袋で進むと言うが、それは良い食事が軍隊の強さに極めて重要であることを意味している)」と言うこともできます。
「An army marches on its stomach」の正確な起源は明確ではありませんが、 プロイセン王のフリードリヒ2世(フリードリヒ大王)とフランス皇帝のナポレオン・ボナパルトの両方に帰されています。どちらにせよ、このことわざは、軍事作戦を成功させるためには、兵士への食糧供給が非常に重要であることを強調しています。例えば、ナポレオンは「It is hunger that makes the world move.(世界を動かすのは飢えである)」など、兵站の重要性に関する発言をしたとされています。
まとめると、「An army marches on its stomach」は、文字通り「軍隊は胃袋で行進する」という意味で、仕事や活動においては適切な食糧や栄養が重要であることを表現するイディオムです。軍事的な文脈で生まれた表現ですが、「腹が減っては戦はできぬ」のように、日常生活でも比喩的に使われています。
この「An army marches on its stomach」を使って、食事や栄養が必要な場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
軍隊は胃袋で行進する。腹が減っては戦はできぬ。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。