今回のフレーズは「Ask me no questions, I’ll tell you no lies」です。
「Ask me no questions, I’ll tell you no lies」は、直訳すると「質問しなければ、嘘はつかない」という意味です。実際には「余計なことを聞かないでくれれば、嘘をつかずに済み、問題は起こらない」というニュアンスになります。
このフレーズは、答えたくない質問を避けたいときや、無駄な問題を避けたいときに使われます。
例えば、プライベートなことを尋ねられた際に、「Ask me no questions, I’ll tell you no lies.(質問しないでくれたら、嘘は言わない)」と言って、答えを避けることができます。また、友達が秘密を知りたがっているときに、「I’d rather not talk about it. Ask me no questions, I’ll tell you no lies.(そのことについて話したくない。質問しないで、嘘はつかないから)」と言うこともできます。
このフレーズの由来は、アイルランドの作家であるオリバー・ゴールドスミス(Oliver Goldsmith)による1773年の戯曲『負けるが勝ち(She Stoops to Conquer)』にあります。この中で、過度な詮索を避けることで、余計な問題や嘘を防ぐという考えが表現されています。その後、さまざまな作家やミュージシャンによって取り上げられ、広く知られるようになりました。派生表現に「Ask no questions, and you’ll be told no lies.(質問しなければ、嘘をつかれることもない)」もあります。
まとめると、「Ask me no questions, I’ll tell you no lies」は、文字通り「質問しなければ、嘘はつかない」という意味ですが、答えたくない質問を避けるための表現です。このフレーズを使うことで、不快な質問を避けることができます。
この「Ask me no questions, I’ll tell you no lies」を使って、答えたくない質問や余計な詮索を避けたいときに活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
質問しなければ、嘘はつかない。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。