Devil take the hindmost.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#203

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Devil take the hindmost」です。

「Devil take the hindmost」は、直訳すると「悪魔は最後の者を連れて行く」となりますが、実際には「自分さえ良ければいい」「後のことは構わない」という意味になります。

このフレーズは、自分だけが生き残るために、自己中心的な態度や行動を取ることを表現しています。

例えば、自分の利益だけを優先する場面で、「He just cares about his own success. The devil take the hindmost.(彼は自分の成功だけを気にしている。他人のことはどうでもいい)」と言うことができます。また、危険な状況で自分だけ助かろうとする場合に、「In a crisis, it’s often every man for himself, and the devil take the hindmost.(危機の際には、多くの場合自分だけが助かろうとし、他人のことはどうでもよくなる)」と言うこともできます。

「Devil take the hindmost」の由来は、悪魔が集団の後ろにいる者を容易に捕まえられるという考えから生まれたとされています。これは、集団の後ろにいる者が犠牲になりやすいという状況からきています。比喩的に用いると、競争や争いにおいては、最も速くて強い者が有利に立ち、最後まで残った遅れた者は不利な状況に追い込まれることを意味します。類似の表現には「dog eat dog(食うか食われるか)」や「適者生存(survival of the fittest)」などがあります。

まとめると、「Devil take the hindmost」は、文字通り「悪魔が最後の者を連れて行く」という意味ではなく、競争や困難な状況で他人を顧みずに自己中心的に行動することを指します。このフレーズを使うことで、自己保身や競争の厳しさを強調することができます。

この「Devil take the hindmost」を使って、自己中心的な行動や他人を顧みない態度を表現する場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Devil take the hindmost.
悪魔は最後の者を連れて行く。自分さえ良ければいい。
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