今回のフレーズは「Enough is as good as a feast」です。
「Enough is as good as a feast」は、直訳すると「十分なことはごちそうと同じくらい良い」となりますが、実際には「十分であればそれで良い」「満足することが大切」という意味になります。
このフレーズは、必要なだけで満足することの大切さを表現する際に使われます。
例えば、適度に満足することを言いたい場合、「You don’t need more than what you have; enough is as good as a feast.(今持っているもので十分、満足することが大事だ)」と言うことができます。また、簡素な生活が豊かであることを示す際に「Living simply can bring happiness; enough is as good as a feast.(簡素な生活が幸せをもたらす、満足することが大事だ)」と言うこともできます。
「Enough is as good as a feast」の由来は、古いイギリスのことわざにあります。この慣用句が最初に記録されたのは、1546年にイギリスの作家ジョン・ヘイウッド(John Heywood)が出版したことわざ集だとさています。このことわざは、贅沢や過剰なものを追い求めるのではなく、必要なものに満足することの大切さを説いています。現代のイギリス英語でもよく使われ、食事のおかわりを丁寧に断る際に「もう十分です」という意味で用いられることがあります。
まとめると、「Enough is as good as a feast」は、文字通り「十分なことはごちそうと同じくらい良い」という意味ではなく、必要なだけで満足することの大切さを指します。このフレーズを使うことで、適度な満足感や節度を表現することができます。
この「Enough is as good as a feast」を使って、満足することの大切さを感じる場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
十分なことはごちそうと同じくらい良い。満足することが大切。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。