Hard cases make bad law.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#246

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Hard cases make bad law」です。

「Hard cases make bad law」は、直訳すると「難事件は悪法を作る」となりますが、実際には「極端な事例に基づいて法律を作ると、一般に適用しづらい」という意味になります。

このフレーズは、特異なケースに基づいてルールを決めると、一般的な状況に適用する際に問題が生じることを表現しています。

例えば、例外的な状況だけで何かを決めそうになった場合に、「We must be careful, as hard cases make bad law.(難しい事例は悪律を作るから、気をつけよう)」と言うこともできます。また、一般的ではない規制や法律に関して、「This new regulation was created in response to an unusual case, proving that hard cases make bad law.(この新しい規制は異例の事例に対応するために作られ、難事件が悪法を生むことを証明している)」と言うこともできます。

「hard cases make bad law」というフレーズは、少なくとも19世紀にまでさかのぼる法的な格言の一つです。特異な事例に基づいて一般的な法律を制定すると、その法律が多くの通常の事例に適用されたときに不適切であることが多いという考え方からきています。つまり、極端な事例に基づいて立法すると、その法律は普遍的な適用において問題を引き起こす可能性が高いということです。反対意見のフレーズとして「Bad law makes hard cases(悪法が難事件を生む)」というものもあります。

まとめると、「Hard cases make bad law」は、文字通り「難事件は悪法を作る」という意味ではなく、極端な事例に基づいてルールを作ると、一般に適用しづらいことを指します。このフレーズを使うことで、特異なケースに基づいて立法することのリスクを表現することができます。

この「Hard cases make bad law」を使って、法律や規則を議論する際にその適用範囲を考える場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Hard cases make bad law.
難事件は悪法を作る。
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