今回のフレーズは「He who laughs last laughs longest」です。
「He who laughs last laughs longest」は、直訳すると「最後に笑う者が最も長く笑う」となりますが、実際には「最終的な結果が重要である」「最後に勝つ者が最終的な勝者である」という意味になります。
このフレーズは、早まって喜んだり勝ち誇ったりすることを戒め、最終的な結果が重要であることを強調しています。
例えば、競技や競争の途中で誰かが一時的にリードしているとき、「Don’t celebrate too early. Remember, he who laughs last laughs longest.(まだ早く喜ぶなよ。最後に笑う者が最も長く笑うんだ)」と言うことができます。また、ビジネスのプロジェクトで途中経過が芳しくない場合にも、「We might be struggling now, but he who laughs last laughs longest.(今は苦しいかもしれないけど、最後に笑うのが本当の勝者だ)」と言うことができます。
「He who laughs last laughs longest」は古いイギリスのことわざで、成功への願望から生まれたと考えられています。この言葉は、1546年にイギリスの劇作家ジョン・ヘイウッドのことわざ集で取り上げられたことで広く知られるようになりました。似たような概念は古くからあり、イソップ寓話『ウサギとカメ』も同じ教訓が込められていると言えるかもしれませんね。派生形が多くあり、「He laughs best who laughs last」「he who laughs last laughs best」などが例としてあげられます。
まとめると、「He who laughs last laughs longest」は、文字通り「最後に笑う者が最も長く笑う」という意味ですが、最終的な結果が重要であることを指します。このフレーズを使うことで、途中の困難を乗り越え最終的に成功を収める状況を表現することができます。
この「He who laughs last laughs longest」を使って、途中の勝利や失敗に惑わされず、最終的な結果を重視する場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
最後に笑う者が最も長く笑う。最終的な結果が重要である。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。