今回のフレーズは「Judge not, that ye be not judged」です。
「Judge not, that ye be not judged」は、直訳すると「裁くな、そうすれば裁かれないだろう」となりますが、実際には「自分が批判されないために、人を批判してはいけない」という意味になります。
このフレーズは、他人を批判したり判断したりする前に、自分も同じように批判される可能性があることを警告する際に使われます。
例えば、いつも他人を批判する人に、「Remember, judge not, that ye be not judged.(裁くな、さもなくばあなたも裁かれる、ということを忘れないで)」と諭すことができます。また、職場で誰かが同僚を批判している場合に、「We should be careful not to judge others too harshly, judge not, that ye be not judged.(他人を厳しく裁かないように気をつけましょう。さもなくば、自分も裁かれる)」と言うことができます。
「Judge not, that ye be not judged」の由来は、新約聖書のマタイによる福音書7章1節からきています。イエス・キリストは弟子たちに対して、まず自分の行いを振り返り、他人に対して寛容であることの重要性を説きました。この教えは、自己反省と寛容さを促し、他人を批判する前に自分自身を見つめ直すことを強調しています。このフレーズは日本ではあまり馴染みがありませんが、特に英語圏ではよく知られたことわざになっています。
まとめると、「Judge not, that ye be not judged」は、文字通り「裁くな、そうすればあなたも裁かれないだろう」という意味であり、他人を批判することを控える重要性を伝えるイディオムです。このフレーズを使うことで、自己反省と寛容さを持つこと大切さを表現することができます。
この「Judge not, that ye be not judged」を使って、他人を批判する前に自分自身を振り返る場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
裁くな、そうすれば裁かれないだろう。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。