今回のフレーズは「Let the buyer beware」です。
「Let the buyer beware」は、直訳すると「買い手に用心させよ」となりますが、実際には「購入者が責任を負う」「買う人が注意しなければならない」という意味になります。
このフレーズは、売買や取引において、売り手ではなく買い手が全ての責任を負うことを強調するために使われます。
例えば、ネットショップをする際に、「When shopping online, remember: let the buyer beware.(ネットで買うときは、購入者が責任を負うことを忘れないように)」と言うことができます。また、オークションやフリーマーケットで購入する際にも、「When buying from an unknown seller, let the buyer beware.(知らない売り手から買うときは、購入者が注意しなければならない)」と言うことができます。
「Let the buyer beware」の由来は、ラテン語の「Caveat emptor(買い手は用心せよ)」にあります。ラテン語で「caveat」は「用心する」という意味で、「emptor」は「買い手」を指します。この表現は法的な原則として、商品の品質などは買い手が購入前に確認する責任があることを示しています。とはいえ、現代では消費者保護が強化され、売り手の責任も重視される傾向があります。
まとめると、「Let the buyer beware」は、文字通り「買い手に用心させよ」という意味ですが、購入者が自分自身の責任で商品やサービスの品質を確認し、判断することを強調するイディオムです。このフレーズを使うことで、取引や購入におけるリスクに対する注意喚起を行うことができます。
この「Let the buyer beware」を使って、購入や取引の際に自己責任の重要性を強調する場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
買い手に用心させよ。購入者が責任を負う。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。