今回のフレーズは「If the shoe fits, wear it」です。
「If the shoe fits, wear it」は、直訳すると「靴が合うなら、履きなさい」となりますが、実際には「事実なら認めなさい」という意味になります。
このフレーズは、批判や指摘が自分に当てはまる場合、それを素直に認めるべきだという意味で使われます。
例えば、誰かから批判された人に対して、「If what they say applies to you, then if the shoe fits, wear it.(彼らの言うことが君に当てはまるなら、それを受け入れなさい)」と言うことができます。または、「If you’re being called out for something you did wrong, if the shoe fits, wear it.(何か間違いをして非難されているなら、事実であれば認めなさい)」と言うこともできます。
「If the shoe fits, wear it」というフレーズは、17世紀のイギリスの慣用句「If the cap fits, wear it.(帽子が合うなら、被りなさい)」が由来とされています。アメリカに伝わる際に「cap(帽子)」が「shoe(靴)」に変わり、現在の形になりました。もっと昔は「if the cloak fits(もしマントが合えば)」という表現も使われていました。これらの表現は、自分に合うのなら身に付けるべきだというシンプルな考え方に基づいます。それが転じて、自分に当てはまる事実や批判なら認めるべきだという意味で使われるようになりました。
まとめると、「If the shoe fits, wear it」は、文字通り「靴が合うなら、履きなさい」という意味ではなく、批判や指摘が自分に当てはまるならそれを受け入れることを指します。このフレーズを使うことで、自己反省を促すことができます。
この「If the shoe fits, wear it」を使って、自分に当てはまる批判や指摘を受け入れる場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
靴が合うなら、履きなさい。事実なら認めなさい。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。