今回のフレーズは「Love of money is the root of all evil」です。
「Love of money is the root of all evil」は、直訳すると「お金の愛がすべての悪の根源である」という意味です。日本語では「金銭欲は諸悪の根源である」とよく訳されています。
このフレーズは、お金に対する過剰な欲望や執着が、さまざまな悪事や問題の原因となることを表現しています。
例えば、不正行為が発覚した際に「Their unethical practices show that the love of money is the root of all evil.(彼らの非倫理的な行為は、金銭欲が諸悪の根源であることを示している)」と言うことができます。
また、金銭的な欲望のために人を裏切る場合に「He betrayed his family for money, proving once again that the love of money is the root of all evil.(彼はお金のために家族を裏切り、改めて金銭欲が諸悪の根源であることを証明した)」と言うことができます。
「Love of money is the root of all evil」の由来は、新約聖書のテモテへの手紙6:10の一節からきています。この言葉は、お金が悪いのではなく、お金を愛することがあらゆる悪や罪につながると警告しています。お金を愛することで人々は嘘をついたり、盗んだり、詐欺を働いたりするようになるからです。さらに言えば、金銭を愛することは偶像崇拝の一形態であり、お金を崇拝することになるという批判でもあります。ともかく、お金が完全に悪いという指摘ではないので、上手に付き合っていくことが大切ですね。
このフレーズの短縮形の「Money is the root of all evil.(金銭は諸悪の根源である)」もよく使われています。ただ、正式な表現は「Love of money is the root of all evil」です。
まとめると、「Love of money is the root of all evil」は、文字通り「お金の愛がすべての悪の根源である」という意味ですが、お金に対する過剰な欲望がさまざまな悪事の原因となることを警告するイディオムです。このフレーズを使うことで、金銭欲が引き起こす問題やリスクを伝えることができます。
この「Love of money is the root of all evil」を使って、お金に関する議論や倫理的な問題について考える際に活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
金銭欲は諸悪の根源である。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。