今回のフレーズは「Mighty oaks from little acorns grow」です。
「Mighty oaks from little acorns grow」は、直訳すると「大きなカシの木は小さなドングリから育つ」となりますが、実際には「大事は小事から」「大きなことは小さなことから始まる」という意味になります。
このフレーズは、小さな努力や始まりが最終的には大きな成果や成功につながることを強調する際に使われます。
例えば、新しいビジネスを始めた人に、「Don’t worry if things are slow now. Remember, mighty oaks from little acorns grow.(今は物事がゆっくり進んでいても心配しないで。大きなカシの木も小さなドングリから育つんだから)」と言うことができます。また、学生に対して「Even if your progress seems slow, mighty oaks from little acorns grow.(たとえ進歩が遅く感じても、小さな努力が大きな成果につながるよ)」と励ますこともできます。
「Mighty oaks from little acorns grow」の由来は文字通り、大きなカシの木は小さなドングリから成長することからきています。つまり、小さなドングリがやがて強大なカシの木に成長するように、小さな努力や始まりが最終的に大きな成果をもたらすという教訓を比喩的に表現しています。「oaks(オーク)」とは「ブナ科コナラ属(ナラ・カシなど)」のことで、日本語では「樫(カシ)」と訳されることが多いようです。「acorn」は「ドングリ」のことです。このフレーズはアメリカ英語で一般的ですが、イギリス英語では「mighty」の代わりに「great」を使った「Great oaks from little acorns grow」のほうが一般的です。
まとめると、「Mighty oaks from little acorns grow」は、文字通り「大きなカシの木は小さなドングリから育つ」という意味ではなく、大きな成果や成功は小さな一歩から始まるというイディオムとして使われています。このフレーズを使うことで、相手に小さな始まりを大切にし、長期的な視点で物事を見守るよう促すことができます。
この「Mighty oaks from little acorns grow」を使って、小さな始まりが持つ可能性を強調する場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
大きなカシの木は小さなドングリから育つ。大事は小事から。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。