今回のフレーズは「Better to wear out than to rust out」です。
直訳すると「錆びつくよりもすり減るほうが良い」となりますが、実際には「何もしないより、積極的に行動して疲れ果てる方が良い」という意味になります。
このフレーズは、何もしないで時間を過ごすよりも、積極的に活動して生き生きと過ごすほうが良いという考えを表現しています。
例えば、挑戦をためらっている友人に、「It’s better to wear out than to rust out.(挑戦しないで終わるより、やってみた方が良い)」と助言することができます。また、引退後も活動的に過ごす人について「He believes it’s better to wear out than to rust out, so he stays active even after retirement.(彼は何もしないで無駄にするよりも、働いて使い果たす方が良いと考え、引退後も活動的に過ごしている)」と言うこともできます。
このフレーズの由来は、放置されて錆びつくよりも、使われ続けて消耗するほうが価値がある、という考え方に基づいています。金属は使わないと錆びてしまいますが、使われることでその価値を発揮するというイメージが分かりやすいかもしれませんね。これは人生においても同様で、積極的に行動し、経験を積むことの重要性を示しています。特に老年期において、錆びつくより活動的でいることの価値を強調する有名な格言になっています。このフレーズの具体的な起源は不明ですが、元米国大統領のセオドア・ルーズベルト(1858-1919年)に帰するという説もあります。
まとめると、「Better to wear out than to rust out」は、文字通り「錆びつくよりもすり減るほうが良い」という意味ですが、何もしないで無駄にするよりも、活動して生き生きと過ごすことを指します。このフレーズを使うことで、積極的に活動することの大切さを表現することができます。
この「Better to wear out than to rust out」を使って、活動的で生き生きとした生活を送ることの大切さを伝えてみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
すり減るほうが錆びるより良い。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。