今回のフレーズは「The fat is in the fire」です。
「The fat is in the fire」は、直訳すると「脂肪が火の中にある」となりますが、実際には「事態が悪化している」「問題が深刻化している」「危機が迫っている」などの意味になります。
このフレーズは、すでに困難な状況がさらに悪化することを表現しています。
例えば、友人がトラブルに巻き込まれた際に、「Now the fat is in the fire.(これで状況は非常に厄介なことになる)」と言うことができます。また、プロジェクトの締め切りが近づいている中で大きな問題が発生したときに、「The project was already behind schedule, and now the fat is in the fire with this new issue.(プロジェクトはすでに遅れていたが、この新たな問題で事態がさらに悪化した)」と言うこともできます。
「Fat is in the fire」の由来は、料理中に脂肪が火に落ちると、大きな炎が上がり、非常に危険な状況になることにあります。特に直火で調理する場合は、肉の脂が下の炎に滴り落ちるのでより危険になります。このフレーズはもともと失敗や間違いを表していましたが、時間が経つにつれて事態が悪化することを意味するようになりました。
類似の表現には「Add fuel to the fire(火に油を注ぐ)」があります。
まとめると、「Fat is in the fire」は、文字通り「脂肪が火の中にある」という意味ではなく、問題が深刻化していることを指します。このフレーズを使うことで、困難な状況がさらに悪化することを表現することができます。
この「The fat is in the fire」を使って、問題が悪化している場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
脂肪が火の中にある。事態が悪化している。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。