このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています
今回のフレーズは「The good die young」です。
直訳すると「善人は若くして死ぬ」となりますが、実際には「良い人ほど早く亡くなる」という意味になります。
このフレーズは、特に優れた人々が若くして亡くなることに対する嘆きや悲しみを表すために使われます。
例えば、若くして亡くなった友人について「She was such a kind person. The good die young.(彼女は本当に優しい人だった。善人は若くして死ぬ)」と言うことができます。また、世の中の不条理を語る際に「It’s sad but often true that the good die young.(悲しいけれど、善人は若くして死ぬというのはよくあることだ)」と言うこともできます。
「The good die young(善人は若くして死ぬ)」という言葉は、古代ギリシャの哲学者ヘロドトスが紀元前5世紀頃に著した『歴史』に由来するとされています。元々は宗教的な意味合いがあり、死が神からの究極の贈り物と考えられていました。現在では、人生の不公平さを嘆く文脈でよく使われます。
まとめると、「The good die young」は、文字通り「善人は若くして死ぬ」という意味であり、善良な人が早く亡くなることを嘆くイディオムです。このフレーズを使うことで、亡くなった人の善良さを称え、その死を悼むことができます。
この「The good die young」を使って、若くして亡くなった善良な人を偲ぶ場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
The good die young.
善人は若くして死ぬ。良い人ほど早く亡くなる。
善人は若くして死ぬ。良い人ほど早く亡くなる。
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